2020年06月02日

遠い憧れの人

人への思いは、接した時間や回数
では表せない。ということを教え
られた訃報。

「あなたのような若い人達に私は
○○を知ってもらいたいのです!」
いきなりの圧ある言葉にドン引き
した衝撃的な15年前の出会い。
ずっと訪れたい念願の場所だった。
初対面の旅人である薄学斎に「宿
をキャンセルして、館のゲストル
ームがあるから泊まりなさい」と、
○○を好きな人には悪人は〜を本
気で信じている方だった。

翌夕は館長室に呼ばれ、ご自宅で
の夕食に誘って頂いた。
とにかく濃密な時間だった。他人
の言葉の数々が、これほど身に染
み付いた経験はない。
その場所には都合3日通い、その中で
この方と接したのは、わずかな時間
でしかない。数年後、電話相談した
折に覚えていてくれたのが嬉しくて。

忘れ去られようとしているものに
価値を見出し、不可能とも思えるよ
うな構想を実現させた。物静かに見
えて、関わる人々の熱意を引き込み
増幅させる情熱台風のような印象。

当学会の基本構想も、この方の影響
を受けている。まだ小恥ずかしくて、
御本人には伝えられ終いになってし
まったのだけど。

「ここ(地域)の地が○○を愛してく
れる人達にとって、故郷のように思っ
てもらえれば〜」。ちょっと照れた
ように語る仕草が忘れられない。

色々とウチは大変ですが、とりあえ
ず前へ進みます。

posted by 薄学斎 at 13:31| 日記

2020年05月28日

犬ヶ岳山系 2020.05.28

麦の刈り入れが最盛期を迎え。
これからの平野部の田んぼは慌ただし
い、山間部などでは、とうに田植えは
終わっているのだが、一部を除いて平
野部の田植えは6月に入ってからになる。
田植えが一段落するまでは、スケジュ
ールが詰まる時期なのだ。

一連の自粛で経済活動が鈍化し、その
影響か自然環境が良くなったなどの報
道がある。
今年は平野部からの犬ヶ岳山系が、例
年になく鮮明に眺められる気がする。
奥山である主峰・犬ヶ岳の新緑まで気
持ち良いぐらいによく通る日が続く。

2020-0528-1・ブ.JPG
標高差1千m余りの狭い地域で程よく山
と海との繫がり、実りと水と風との循環
を想像し楽しめる場所。それが山国川下
流域の平野部の魅力の一つなのかも知れ
ない。

posted by 薄学斎 at 13:01| 初夏〜夏

2020年05月25日

麦の名残り風

今年1月から数回掲載した麦畑も
収穫の時期を迎え。
伐り株で描かれる曲線美は麦の
名残り風。

しかしこの風も長くは親しめず。
間もなく、ここも土を起こされ
伐り株は砕かれて、昨秋とは逆
に畑が田に変わる。

休む間のない田んぼさんの身に
なると、たまったもんじゃない
けれど、薄学斎にはまた次に出
会えるの風が楽しみ。

2020-0525-1・ブ.JPG
風を追い、水を求めての探究で、
この人生は終わるのだろうか。
それに何の意義があるのか。
探究に人生を張って来たとだけは
自信を持って語れる。というか二
十歳過ぎた頃からの薄学斎には探
究しかない。でも…。

最近、一人の研究者との気の重い
やりとりの中で考えてしまう。

posted by 薄学斎 at 18:59| 初夏〜夏