2020年06月02日

遠い憧れの人

人への思いは、接した時間や回数
では表せない。ということを教え
られた訃報。

「あなたのような若い人達に私は
○○を知ってもらいたいのです!」
いきなりの圧ある言葉にドン引き
した衝撃的な15年前の出会い。
ずっと訪れたい念願の場所だった。
初対面の旅人である薄学斎に「宿
をキャンセルして、館のゲストル
ームがあるから泊まりなさい」と、
○○を好きな人には悪人は〜を本
気で信じている方だった。

翌夕は館長室に呼ばれ、ご自宅で
の夕食に誘って頂いた。
とにかく濃密な時間だった。他人
の言葉の数々が、これほど身に染
み付いた経験はない。
その場所には都合3日通い、その中で
この方と接したのは、わずかな時間
でしかない。数年後、電話相談した
折に覚えていてくれたのが嬉しくて。

忘れ去られようとしているものに
価値を見出し、不可能とも思えるよ
うな構想を実現させた。物静かに見
えて、関わる人々の熱意を引き込み
増幅させる情熱台風のような印象。

当学会の基本構想も、この方の影響
を受けている。まだ小恥ずかしくて、
御本人には伝えられ終いになってし
まったのだけど。

「ここ(地域)の地が○○を愛してく
れる人達にとって、故郷のように思っ
てもらえれば〜」。ちょっと照れた
ように語る仕草が忘れられない。

色々とウチは大変ですが、とりあえ
ず前へ進みます。

posted by 薄学斎 at 13:31| 日記