2019年12月01日

晩秋の雑木林 豊前市 求菩提山麓

耶馬渓の紅葉シーズンが一段落する11月下旬になると、平野部の紅葉が
見頃になる。近所のイチョウの葉の色づきが気になり始めたら周辺の雑
木に目を向けてみよう。通り慣れてるはずの道端にも新たな発見がある
ものだ。エノキの黄葉はどっしりと美しく、ハゼのキツめの紅葉は、か
なり遅い時期まで踏ん張ってくれる。派手さはないが近所にある宝物。

関東在住時、信州の秋彩が一段落すると、締めくくりの儀式のように訪
れていた場所がある。山梨県道志村…今夏の女児行方不明で報道されて
いるあの場所だった。キャンプ場手前の小さな橋が映し出されている。
橋を渡った所でバイクを停めて谷に降りていたのだ。
新緑・紅葉の水彩の撮影の楽しさを教えてくれた谷だった。何の変哲も
ない小さな谷が、このような形で知られるようになろうとは…。

福岡県豊前市の国道10号線・千束交差点から「求菩提山」の標識に従う。
求菩提山とは、英彦山の影に隠れているが山岳修験道の聖地。
瀬戸内海性の気候の影響からか、求菩提山周辺の紅葉時期は遅め。岩岳
川に沿って直線的に高度を上げるので、どこかで里山の秋彩に行き当た
る。自動車でゆっくりと30分ほどで求菩提山麓、犬ヶ岳山系の山懐だ。
ただし冬期の求菩提山麓は積雪が多く、適切な装備・情報収集が必要。

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帰郷しても紅葉の締めくくりに訪れる場所がある。求菩提山周辺のこの
雑木林もその一つ。少し山登りが必要だが、急坂を登り切ってからの雑
木林の視界が楽しみ。

2019-1130-2・ブ.JPG
荒らさぬように、フワフワの林床をそっと踏むようにして雑木林を彷徨う。
まだスズメバチ氏も油断できないし、マムシ君の迷彩色が最大効果を発揮
するのが散り葉の地面。
期待に反して湿気を含み、寒に当てられた今日の林床では撮影は進まず…
それならばと割り切れるのが近場の強み。

posted by 薄学斎 at 06:25|