2020年04月21日

小さな砂浜にて 吉富町

夕方、ふと思い立って海へ出掛ける。
山にも海にも近い狭い地域なので、
「出掛ける」の表現は大袈裟かな。
だから「ちょっと行ってみた」。
抜け出した時間は40分ほど。もちろ
ん、山国川河口付近の周防灘だ。

潮の大きな日の満潮の海は、ただで
さえ小さな砂浜を尚更に狭くする。
本来ならば、私メは水深数メートル
の海底にいることになる。そう、子
供の頃の記憶では、この場所は「海」
だったのだから。
埋め立て以前は、ずっと沖合に眺め
た赤灯台を近くに見る。

外海のような煌めきのない内海の…
美しい海岸も開発で消失した周防灘。
撮影が目的では苦しい海なのだが、
でも時々、無性に遊びに行きたくな
るのは、どうしてなのだろう。

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「明神の小さな海岸にて」「暗闇に
思想を」松下竜一:著。を立て続け
に再読したせいか、いろいろと考え
させられる今日の海景。

posted by 薄学斎 at 02:17| 河口の街

2020年04月18日

過ぎゆく春

花散らしの風や雨がやって来ると、
辺り一面が桜の花片の絨毯になる
ことがある。
数日前の春の嵐では予想外、桜の
花は踏ん張って、絨毯にはならな
かったが、あと数日の春の余韻を
残してくれた。

九州では、やけに白味に感じるソ
メイヨシノの花なのだが、地表に
散らばった花片は、ほんのりと紅
を帯びた艶となり、過ぎゆく春を
惜しませる。

北部九州では、ヤマザクラの花が
散ると山が賑やかになってくる。
そしてソメイヨシノの花の終わり
は、初夏の訪れを一足早く知らせ
てくれる風便り。

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獲物を見つけたクマのように通って
も、これが精一杯…。だから来春の
楽しみもあるということか。

posted by 薄学斎 at 05:04|

2020年04月15日

4/14 犬ヶ岳連峰 冠雪眺望

2日間、北部九州も冷たい雨と強風の「春の嵐」。
山国川源流(英彦山付近)のヤマザクラが終わり
の頃に、花散らしの風雨に見舞われる春もあるが、
今度の嵐は寒いというよりも冷たかった…。
源流の森は雪だなと馳せて、嵐の抜けた夜明けの
犬ヶ岳連峰を眺めると、薄っすら雪化粧。

地元で標高の高い場所は1千〜1千2百mの山域。
「たった…」とか「低っ。」などと笑ってくださ
るな。
南国九州の標高の低い山々の、春になっての雪峰
だから感慨深く、より美しいのである。ちょっと
ショボいけど。

源流の山々では、4月の降雪自体は異変ではないが、
21世紀に入ってから、2番目に遅い春の雪景色。
(注・薄学斎調べ)

2020-0415-1・ブ.JPG
菜の花と雪峰〜。山梨県の確か韮崎市付近だったか、
菜の花越しに、どっさり雪を頂く南アルプス・鳳凰
三山の撮影をしていた時のことを思い出していた。
あちらは三山それぞれ3千m近い高峰。こちらは…でも、
25年の月日と約1千qの距離が隔てても、風は繋がる。

判り辛いけれど、白い峰が「犬ヶ岳」(1132m)。
英彦山(1199m)は、この山並みの向こうになるので、
中津市・豊前市の平野部からは眺めることはできない。

posted by 薄学斎 at 14:25|